いよいよ、オスに試練の時が・・・。

スズムシたちの大合唱が始まって一ヶ月が過ぎた!

今日もまだまだ静まる事なく庭はもちろん、外の道路にいても聞こえてくる。

鈴虫坊の経験から言えば、雨が降る前や台風が来る前など気圧が下がり出したり

湿度が上がり出したりすると、一層、張り切って鳴き出すような気がする!

オ~イ、雨が降るぞぉ、風が吹くぞぉ~っと仲間に知らせているのだろうか?

そのオスたちが張り切って鳴いている横では、

メスたちが黙々と産卵に勤しんでいる・・・そして、さらにその横には・・・

もぎ取られたような、翅や脚の一部が散乱しだしてきた。

オスの翅とメスの翅は形が違うので、どっちの翅かは一目瞭然で判別できる。

あちらこちらに ” 刀折れ矢尽きた ” オスたちが、動く事もままならず、

息も絶え絶えの姿でいる・・・まさにその姿、落武者の如く!

いよいよ、オスたちに試練の時が始まった!

この時期、メスたちは「立派な卵」を産む為に今まで以上に ” 栄養 ” を欲する。

愛好家によっては、この時期だけ特に粉鰹やジャコ、乾燥イトミミズなどを

カルシウム補給だと言ってエサにあげる人も居るが、結果はさして変わらない。

メスたちにとって、手軽に入手でき、そして最も新鮮な「栄養源」は

自分のまわりに居る、もう交尾も済んで用済みになったオスたちだ!

こうなったら、もうオスたちは逃げ回るしかない・・・が、

気がつけばいつの間にか自分よりも一回りも二回りも体が大きくなっていた

” モンスター ” メスに勝てるはずもなく、あえなく我が身を供する事となる。

鈴虫坊は、これも自然の摂理と思い、余計なお節介はしないようにしているが、

あとで、落ちている翅や脚は拾って土に還してあげている。

あと、1ヶ月ほど経ち、スズムシたちの鳴き声がしなくなった頃には

飼育ケースの中からオスの姿は消えている!